
ごぼう茶には摂取することによって炎症を抑制するという働きがあることから、胃炎など消化器系に生じる不快症状を改善するという効果を期待することができます。
食べ過ぎや飲みすぎ、ストレスなどで傷ついた胃壁を治してくれるので、胃の不快症状でお悩みの方はぜひごぼう茶を試してみることをおすすめします。
ごぼう茶には炎症を抑制する作用のあるアクチゲニンという成分が含まれています。アクチゲニンにはアレルギー炎症物質であるIL4、IL5、IL6の分泌を抑制することによって胃の炎症を改善します。
この抗炎症作用は胃炎だけではなく小腸や大腸、膵臓、皮膚などの炎症改善にも役立つということが分かっています。食べ過ぎや飲みすぎ、ストレス、胃弱など様々な原因によって生じる胃腸の炎症改善に役立ちます。
ごぼう茶には胃炎の悪化を防ぐ抗酸化物質が豊富に含まれています。胃に炎症が起きている時というのは患部に大量の活性酸素が発生しています。その活性酸素が炎症を悪化させ更に症状を重くしてしまうという負の堂々巡りが引き起こされます。
この堂々巡りを遮断してくれるのがごぼう茶に含まれる抗酸化物質です。摂取することによって活性酸素が無毒化されるので、症状の悪化を防ぐことができます。痛みを止めるという働きもあるので、胃炎による痛みを改善したいという時にも利用することができます。
ごぼう茶には胃炎の根本原因となる自律神経の乱れを改善するという働きがあります。胃炎の多くは胃酸の過剰分泌が原因とされています。胃酸が過剰に分泌されてしまう原因となっているのがストレスです。
ごぼう茶にはこの原因となっているストレスを緩和させる働きのある「ジンセノサイド」というサポニンが豊富に含まれています。ジンセノサイドには中枢神経に作用して過度の興奮及び機能の低下を改善するという働きがあります。
この働きによって自律神経のバランスが整いやすくなり、ストレスによる心身への悪影響が緩和されやすくなります。
胃炎は胃酸の過剰分泌によって引き起こされるケースがほとんどです。胃酸が過剰に分泌されることとしてあるのがなどをなるべく避けるようにします。
更に胃壁を守る作用のあるムチンを多く含む食材(なめこ、山芋、納豆、おくらなど)やビタミンB2を多く含む食材(卵、納豆、海苔、しいたけ、ワカメなど)を積極的に摂るようにすることなどが大事になります。
胃炎の程度がひどくなった場合には、自分の力では治すことが出来なくなるので、速やかに医療機関を受診して治療を行うということが大事になります。治っても一度胃炎を経験した方は再び症状が生じるというケースが多いので、胃に優しい生活を送るよう心がけなければなりません。